メダカの遺伝子と改良品種

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遺伝子とは、生き物が子孫に自分の特徴を伝えるための仕組みです。様々な改良メダカは、この遺伝子のはたらきを利用して生まれました。

違う色のメダカ同士でも繁殖できる?

A.メダカはどの改良種でも、野生のメダカからつくりだされた同じ魚です。そのため、ヒメダカと白メダカなど、どんなもの同士をかけ合わせても子供をとることができます。しかし、生まれてくる子供は親とまったく違う色をしていたりして、本来の品種の特徴がなくなってしまうこともあります。いろいろかけ合わせて新しい品種をつくりたい場合をのぞいて、違う品種同士をいっしょの水槽に泳がせるのは、あまりおすすめできません。なお、こうして増えたメダカは個人で楽しむだけにとどめ、他に人に譲ったりすると、混乱の原囚になるのでさけた方がよいでしょう。

メダカの改良品種のなりたち

ヒメダカに代表されるメダカの改良品種は、“変わりメダカ”の名で呼ばれることもあります、改良品種とは、より美しい体色や体形、便利な体質などを引き出すために、同じような形質のものをかけ合わせてつくられたものです。有名な改良品種の例として、金魚がいます。金魚は、隅然見つかったフナの色変わりを元に、長い時間をかけて様々な色や形がつくり出されました。

魚の体の色はどうやって決まる?

魚の体表には、色素胞(色素細胞)という特殊な細胞があります。色素細胞には、黒色素胞、黄色素胞、赤色素砲、虹色素胞、白色素胞という5種類があり、それぞれの色素胞の申に含まれる色の粒(色素顆粒)が、魚の色を決定しています。この色素顆粒が、広がったりまたはちぢんだりすることで、魚は体の色を変化させるのです。変わりメダカは、どれかの色素胞が生まれつき欠けているために、様々な色をしているのです。

メダカと遺伝子の関わり

遺伝子の突然変異とは親の持つ特徴は、その子供にも受け継がれます。とても当たり前のことのように感じますが、このしくみが、はるかな昔から、絶えることなく生命が続いてきた原動力となってきたのです。しかし、その伝え役である遺伝子が、親の特徴をコピーして伝える際にエラーを起こしてしまうことも知られています。平均1/500万の確率とも言われるそのエラーが、実然変異と呼ばれる現象です。

突然変異は、生物の進化の原動力とも言われています。そして白然界には、すでにこれまで蓄積された遺伝子の多様さがあり、その中から、私たちが利用したい特徴を選び出して利用する例も多くあります。
例えば、入類が現在食べている肉類や野菜などのほとんどは、野生の生き物を元にしてつくられた改良品種です。同じ面積で育ててもよりたくさん実ったり、食べるのに適した葉が早く育ったりと、人間にとってより効率の良い特徴が引き出されているのです。こうした突然変異を利用していなければ、現代の人類はとても養いきれなかったでしょう。突然変異は、現代の人間社会までも救っていると言えるのです。


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