メダカを自然採集する方法
メダカを採る
暖かい時期には、野生のメダカに合いにでかけてみましょう。メダカがどんな暮らしをしているか観察するのも、飼育に役立ちます。メダ力以外にも、いろいろな生き物に出会えるでしょう。幅のせまい小さな用水路でも、メダカは残っていることがあります。見つけたらアミでやさしくすくってみましよう
メダカ採りに出かけてみよう
数が減ったと言われるメダカですが、本来とてもじょうぶでよく繁殖する魚ですから、生息環境さえ残っていれば、そうそういなくなることはありません。
護岸されていない昔ながらの小川や、岸辺に植物の茂った用水路などを探すと、意外とたくさんのメダカに出合うことができるでしょう。生い茂った植物の周りは、餌となる微小生物が豊富で流れがゆるやかになるので、メダカの好むポイントです。こうした場所を探してみると、見つけやすくなります。
なお、地域ぐるみでメダカを保護しているところもあるので、そうした場所での採集はやめましょう。
メダカ採集の道具と使い方
メダカを採集するのは、アミを使うのが最も手っ取り早い方法です。メダカの群れを見つけたからと言ってあわててアミを入れてしまうと、メダカは驚いて四方八方へと散ってしまいます、群れを見つけたら一方にアミを入れ、そこから動かさないようにしましょう。そしてそのアミとは反対方向から、もう一方のアミを入れて仕掛けてあるアミへと誘導するようにゆっくりと群れを追ってゆくと、文字通り一網打尽にできるのです。そのようにして採集したメダカはスレもなく、持ち帰ってもあまり死ぬことばありません。荒っぽくすくい取ってしまったメダカは、スレがひどく持ち帰る途中で多くは死んでしまいます。メダカの性質をうまく利用することによって、採集もスムーズに行きます。
持ち帰る際には携帯式の酸素ボンペとビニール袋が便利です。熱帯魚ショップなどで手に入ります。ビニール袋に魚を入れたら、酸素を詰めて輪ゴムでしばります。
カダヤシに要注意
メダカを採集していると、「カダヤシ」という小さな魚が採れることがあります。メダカによく似ていますが、尾ビレが丸く、オスのしりビレが棒状の交接器になっているので見分けられます。また、卵を産むのではなく、メス親が直接稚魚を出産するのも特徴です。カダヤシは北アメリ力原産の魚で、もともと日本にすんでいたわけではありません。肉食性が強く水生昆虫などを好んで食べるので、伝染病の原因となる蚊の幼虫(ボウフラ)を退治する目的で、1916年に日本に持ちこまれました。低水温や汚れた水にも強いので、全国に分布を広げています。メダカと似た環境を好み、また性格が荒いので、メダカが減った原因のひとつとも言われています。
持ち帰ったり飼育はできない
カダヤシは、2006年2月に「外来生物法」の特足外来生物に指定され、輸入や運搬、飼育が禁止されました。もしつかまえたら、処分するか、移動させずにその場で放流するよう定められています。違反すると罰金などが科せられることがあるので、注意してください。
乱獲はやめよう
採集したメダカを飼うために持ち帰るなら、10〜20匹もいれば十分です。メダカを守るためにも、あまりたくさんの数を持ち帰るのはさけてください。もし、もっとたくさん飼いたいのなら、持ち帰ったメダカの繁殖に挑戦してみましょう。繁殖はそれほど難しくないので、うまく殖やせば、すぐに何倍もの数にすることができます。
トリートメントを忘れずに
持ち帰ったメダカは、アミですくった際に体表がスレて細かな傷がついているため、ここから病原菌が人って病気になったり、死んでしまうことがあります。これを防ぐのが、薬浴(トリートメント)です。採集してきたメダカは、すぐには飼育水槽に移さず、エルバージュなどの薬を溶かした水槽で1週開ほど泳がせておきましょう。こうすることで、病気を予防できます。
トリートメントには、エルパージュやグリーンFゴールドなどを使います。使用時は説明書をよく読んで、規定書を守りましょう。
採集してきたメダカのトリートメント水槽。薬は光に当たると効き目がなくなってしまうので、明るい場所に置がないようにします