屋外飼育の自然繁殖
自宅に池や大きなビオトープを持っている方は、粗放的な方法で繁殖させることが可能です。この方法はあまり手を加えず、自然に近い状態で繁殖させる方法です。池はそれほど深くなくてもよいですが、夏に炎天下にさらされるような場所では水草が枯死し、水質が急変することがあるので、注意が必要です。このような場合にはヨシズのようなもので日陰を作るとよいでしょう。
池の場谷、後のメンテナンスを考慮すれば、砂は池の底にそのまま敷かず、10〜15cm程度の深さのコンテナに敷いてそこに水草を植えると便利です。この時、コンテナには底面式フィルターを設置すると、良好な環境を維持しやすくなります。
底面式フィルダーを設置するのは、水をろ過する意昧もありますが、砂粒の間の水を動かすことによって酸素の含まれた水と交換し、還元的環境をつくらないことも目的のひとつです。
また、水草は産卵基質となるだけでなく、仔魚や稚魚の隠れ家となるので、エビモやササバモのような葉と葉の間隔が長いものではなく、フサモやクロモといった葉と葉の間隔が短いものの方がよいでしょう。扱いやすく入手しやすいという点では、オオカナダモ、コカナダモ、カボンバがあげられます。これらの植物のほかに、ホテイアオイのような浮き草も根が産卵基質となります。これらの水草を入れておけば、メダカは勝手に繁殖して増えていくでしょう。ただし、水草は繁茂すると水面近くでは青々として艮好な状態となるものの、水底には光が届かなくなるため、枯れる部分が増えてきます。こうなると水質が悪化しやすいので、水草も定期的に間引くとよいでしょう。