砂・パウダー
砂・パウダー
サンド・パウダー・田砂などに代表される、砂利やソイルなどよりも粒が細かい底床材です。「粒が細かい」という共通点でまとめられているので砂やパウダーなどと呼び名がありますが同じ色だとしても材質が全く異なる場合があるので追加する際には注意が必要です。メダカにとって最大のメリットは粒が細かいので砂利に比べて傷つけにくいという点です。メダカは小さいながらも水質変化にも強いのですが、実は体についた小さな傷でも致命傷になってしまう場合がありますので「粒が小さい」というだけでメダカにとってとても嬉しい底床材です。
田砂とは
砂の底床材の中で最もポピュラーなひとつです。田という字があるので「田んぼで採取するのかな」と思いがちですが実は初めはそうでした。田んぼの土に入ってしまい、田んぼには適さないので取り出した邪魔な砂が「田砂」でした。細かくなるまでこなれているのでただでさえ小さい粒は丸く底床材としてとても安全な部類です。現在では川砂で採集した砂を選別する際に残る何にも使えない小さな粒を「田砂」として販売するケースが多いようです。メダカはライスフィッシュと呼ばれる程もともと田んぼと相性の良い魚ですので田んぼという環境の底床に滞留しがちな田砂との相性はとてもよいです。
田砂は砂なのに舞い上がりにくい
長所も短所も一番の特徴である「粒の細かさ」から来るものです。まずは砂利に比べて重さが軽いという点です、軽いため水中に舞うと下に落ちにくい点があります。特にパウダーなどはこの「舞い上がり」が大変で、柔らかい水流でもしきりに舞い上がってしまいます。ただこの点においては田砂は他の砂・パウダーよりも比重が重く舞わずにきちんと下に落ちてくれます。
田砂は目が詰まりやすい
田砂の特徴の「目の細かさ」と「比重の重さ」からくる最大のデメリットは底で目が詰まってしまう点です。砂利であればそれぞれの粒の間に隙間が生まれ、その間を通る循環も生まれてくれますが、田砂の場合は粒と粒の隙間が出来ないので循環が無く、底床の大きな役割である生物ろ過が苦手な底床材と言えます。まだ比重が軽いパウダーであれば目の詰まりも軽減されますので、田砂の抱える大きなデメリットと言えるでしょう。
水草との相性
浮くタイプなどは底床材との相性も何もないですが、植えるタイプの水草の場合であれば根元に重りなどを付けなくても定着しやすいと言えます。もちろん最も優れているのはソイル系というのは変わりませんが、汚れても洗えばいつまでも使える点も重要視される方でしたら砂の選択肢も魅力的ですし、水草の中でも草体の小さな草(ヘアーグラスやキューバパールグラス等)を植える場合にはソイルよりも扱いやすいかもしれません。
使用には試行錯誤を
砂やパウダーなどの目の細かい底床材は、沢山のメリットもありますが、先に挙げたような「舞い上がりがち」「目が詰まりがち」などのデメリットもあります。もちろん海水用などの珊瑚パウダーなどは論外ですが(笑)たとえば「舞い上がらせない」ためにフィルターは柔らかい水流にしたり、底床から離れた位置にするなど。また「目を詰まらせない」ために薄めに敷いたり、メンテナンスの際に半リセットに近い形で掃除を頑張ったりなど。デメリットはありますが改善策も色々考えられます。人や飼育書の話を鵜呑みにせずに自信の水槽なりの対応策を考えてみるのもとても楽しいと思います。